2018年08月11日

お盆


この記事と同じ内容の記事を書くのは3回目になると
思うのでかなり気が引けるのですが、
私、所謂、蘊蓄(うんちく)おじさんなんです。
で、お盆の時期になると教えたがりと言うか、
青森県における
(主に八戸市が中心になるのは居住地の関係で許してね)
お盆の意味を教えたくなるわけですよ。
もともと、青森県にまつわる話をしたくて
はじめたブログだから”青森からこんにちは”という
タイトルなのですからね。

そもそも八戸の人は、お盆って
関東地区では7月に行われているってご存知でしょうか?

青森県では月遅れのお盆を行っている訳です。
ただし、ほかの、例えば七夕等の行事の場合、
東北地方だけが月遅れの行事をしている場合が
多いのですが、お盆に限っては関東地方のほうが
少数派で、全国的には8月13日〜15、16日迄
行われるのが一般的です。
(東京周辺は問題なくとも、ほかの地域は農作業の関係上、
7月は忙しい)

お盆には地獄の窯の蓋があくって聞いた事、ありませんか?
うちのおじいちゃん、おばあちゃんは地獄に行かずに
天国に行っているから関係ないや、って考えは間違いです。

お盆には自分の身内ばかりでなくて
ご先祖様の供養とは別に
救われない地獄の餓鬼にも
施しをあたえ救ってあげようという考えがあるのです。

蓮の葉っぱに色々お供えものをあげますが
この蓮の葉がお膳を乗せる“お盆”です。だから
色々なお膳を乗せるので
お盆に何々乗せて、と言っているうちに
短いネーミングセンスで
“お盆”というネーミングになりました。

まず、主食に赤飯(おこわ)
青森県では赤飯は
各家庭によって違うことはあれど
甘い赤飯の場合が多いです。
(ちなみに私の家は少数派の甘くない派)

そしてお盆の上に乗せる物の解説をすると
スーパー等で売っている
「カド」とは
河骨(こうほね)(スイレン科の植物)のこと。

コウホネがなまってカドです。
(蟹沢の水『かにさわ の 水』を『がんじゃ の みず』と呼ぶように
“こうほね”は“かど”です。わかるかな^^?
例えば“街道”(かいどう)のことを“ケンド”と呼ぶように、です。
かなり特殊な変形をしているのでわからないかな)
で、これは仏様の杖です。
最近では細いカドのほうが少なくなってきたので
見た目で杖と判断できなくなってきましたね。

そして、ハマナスの実の輪っかは数珠を意味します。
これの数は必ず18個と決まっています。
煩悩の数は108つっていうのは除夜の鐘で皆様ご存知ですよね。
それの略数です。ちなみに勘違いしやすいですが、
10分の1では無く6分の1です。


そしてキュウリの馬、ナスの牛ですが、
最近はプラスチックでできた
きゅうりを模した馬、ナスを模した牛が売られていますね。
あれはどうなのかな?
元々身近にあるもので模していて
お盆が終わったら廃棄できていたものを
プラスチックで作ったら身近なもので
なくなるうえに、廃棄するのもプラスチックごみの
ほうが厄介ではないかと思うのですが・・・。

ちなみに馬は早いですよね。
だからお盆であの世から早く帰って来てって意味での
来てほしい行きで乗って欲しい馬、
そして牛は遅いからこそ、お盆が終わった時に
のろのろ戻って帰ってね、と言う意味があります。

で、八戸地方の最大の特色と言えば
“背中あて”ではないでしょうかね?
供養のために仏前に上がった
お供え物は仏様のものであるので
あの世にお土産として持って
帰ってもらおうという考えから
背中に背負っても痛くないようにと
クッションの役目を果たす
背中あてをお供えするのです。

元々、地元の人は意味なんて考え事がなく
先祖代々同じようにしてきたって
ことなのかもしれませんが
私の場合、幼少期には
神奈川県で過ごしていますので
いちいち気にかかることが多くて
祖母に意味を聞いていて、
関東地方との違いを多少なりとも
知っているつもりでこういう記事を
書かせていただいております。
あくまで個人の感想ってところは
ありますので、
妄信的に同じようにしなければならないって事ではなくて
自分の考えで、
これはどういう意味があってやっているんだろうな?って
考えてほしいと思います。

光目覚ましinti4(アタッチメントプレゼント)


過去記事 2009年8月10日  
”お盆”

過去記事 2014年8月10日
”お盆がやってきました”
posted by ESE at 19:36| 青森 ☁| Comment(0) | 青森県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: